大人の女性にも“可愛い”を届けたい

　「ビーズアクセサリーを作るのが好きで、高校生の頃から、ピアスやネックレスなど自分のものをちょこちょこ作ってました」という西尾さん。結婚して子どもが生まれ、ふらっとスペース金剛を利用するようになり、同じ利用者仲間がふらっとギャラリーに出展しているのを見て「いいな、私もやりたいな」と思ったのがきっかけで、ふらっとギャラリーに出展するようになりました。
　「いろんな人に作品を見てもらえるのが、ただただうれしかった」というギャラリー出展をへて、「わたし時間?癒し＆ハンドメイド」（ふらっとスペース金剛主催）にも参加するように。さらに地域のイベントにも出展したり、ふらっとスペース金剛が主催する地域ビジネスの講習や、ハンドメイド作家向けの講座にも参加したり、名刺も新たに作成するなど、精力的に活動しています。
　「最初に参加したイベントが、ふらっとの『わたし時間』でよかったな、と思います。慣れた場所だったし、出展料も安いし、知らないところだったら『やらせてください』とは言えなかったと思う。『ふらっとギャラリー』『わたし時間』に参加したのがきっかけで、今がある。子どもが幼稚園に入ったら何か仕事をしようと思っていましたが、まさかこんな展開が待っているとは思ってませんでした。人生の中で、今が一番楽しいです！」
　beads Yuuの名刺には「どこかで誰かが、女の子であること、女性であることを楽しんでくれたらいいな…そんな願いを込めて作っています」という一文が。大人の女性にも“可愛い”を届けたい。自分が“可愛い”と思うものを作り続けたい…それが西尾さんの思い。「これからは、定期的にイベントにも出るようにしたいし、ふらっとギャラリー以外の場所での委託販売も考えていきたい。10年後には、自信を持って『ビーズ作家です』と言えるようになりたいですね」と話してくれました。