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2003.07.03

生まれてから4年9ヶ月たっても、

口にしたものが米、サツマイモ、数種類の野菜、牛肉と豚肉と豆腐でタンパク質をとってる食物アレルギーの我が子、みの。
スーパーには、食べ物が溢れているのに、食べられるものが無い。。。カゴを抱えて目を皿にして、次から次へと原材料を確かめながら探しまくってます。何も買うことができないまま、呆然と立ちつくし、空のカゴを置いてスーパーを出たこともあります。
選びたくても選ぶものがない!食べたくても食べるものがない!
隣でお好み焼きを食べただけで、口を腫らかし、喘息の発作を起こす子が、社会から排除される恐怖に私はいつもおびえていました。「食べられないんだからしょうがないじゃない」と言われるのは、その通りなだけにとても胸の痛いことでした。
ところがっっっ!!!
今日、この春から通う幼稚園の縁日行事のとき。
カップゼリーの中にみの用のゼリーをまぜてくれたり、駄菓子の中にみのの食べられるせんべいを並べてくれたり、ジュースの中に飲めるジュースを置いてくれたりしたことに・・・・
先生には口で感謝しかできなかったけど、涙がぼろぼろでるくらい嬉しかったです。
スーパーには選ぶものがないけど、「幼稚園の縁日にはみのせんべいあったね」と喜ぶ子をみていると、とても安心しました。 そして、「選ぶ」ことを可能にしてくれた先生方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 今日、私が感じた「あったかい人の心」は、みのにもきっと伝わっていると思います。この子が大きくなっていく中で、疎外感をあじわったり、呆然とする場面はたくさんあると思います。そんなとき、「それでも選ぶものをつくってくれた先生たち」「みのを気にかけてくれる存在」を力にして乗り越えていってほしいと思います。
守るっていうのは、こういう人たちの心なんだとじ〜んとしてます。