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2003.07.16

高校時代の友達から、

5月に下の子が生まれてから、上の子にじんましんがでるようになったと心配して電話があった。なんでかわかんない、というのが母にとって一番心配なのに、お医者さんもわかんないと簡単にいう。ある意味、誠実なんだとおもうけど、このごろ「わかんない」って簡単に言うお医者さんが増えた。心配だけ親におしつけて、わかんないって薬をだすのは反則だと思うけど「こうだ!ぜったいなおす!」ってのも宗教チックでワタシは怖い。
 今は亡き中川米造先生の医学一般の講義を受けたとき、「西洋医学で治癒できる病は何パーセントだと思いますか?」ときかれて「20パーセントくらい?」と答えたら「西洋医学を信仰してくれて、ありがとう」と笑ったことを思い出す。顕微鏡をのぞいてミクロを探って、小さい小さい細胞に目を向けていく流れの中で、「医者って人を看るんだ」ってかっちょいいことを言った方だった。
 「わかんないけど、つきあうよ!いっしょに乗り越えていこう!」って言ってくれる医師が、私は一番信頼できる。薬についても、選択できて、検討の結果希望の薬を出してくれる医師を私は信じる。
 医師まかせの時代は、おわったんだよ。