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2003.08.28

“食物アレルギーっ子と行く旅行”

旅行なんて考えられない!外食なんて考えられない!時から、えらく無謀な事を重ねてきたと思う。
朝出るときに、昼ご飯のお弁当を用意する。旅館に泊まるときも、鍋からコンロから調理道具をかかえて、食材は現地で調達。火災報知器がなり出さないかと気を使いながら、窓を開けて豆腐と野菜を湯がく。ごはんはこっそりお持ち帰り(ラップとホイルは必需品) バイキングでスイカばっかり食べた時もある。(晩ご飯スイカって・・苦笑)
喘息予防に、ダニやほこりを通しにくいミクロガードのシーツを持参したりもした。(今は薬と吸入器だけをもっていく)
今回、ホテルの料理にしゃぶしゃぶがついていたから、なんとかなるだろうと用意をせずにチャレンジした。結果は失敗。しいたけがシメジに変更になって、豆腐が麩に変更になってたために、食べられるものが無かった。みのはしょげ倒し、「何も食べるものが無くても、みのの前にお姉ちゃんといっしょのごちそう並べてほしかった」とつぶやいた。これには・・・胸がつまる思いで・・・おいしいはずのお料理が、味気なく苦しいものになった。
ごはんだけを4杯食べてるみのの横で夫婦喧嘩がはじまったのをみて・・・ホテルも気を使ってくれたのか、食べられる食材を書いたら明日の夕食には用意すると板長さんが言ってくれた。
さすが!プロ!次の日は、みのが食べられる食材のしゃぶしゃぶと、なんともおしゃれな盛りつけのフルーツを用意してくれた。だ〜い感激のみのは、喜びまくっておいしいおいしいと食べたので、これまた結果お〜らい♪楽しい旅行の思い出に変わった。ゆのくに天祥の板長さん&部屋係ののり子さんありがとう。
そういえば・・・ディズニーシーのホテルの料理長さんが「私たちはプロです。お母さんが家で作ってる料理を、つくれないはずがない」と食物アレルギーの母さんに言った話を聞いて感動したことがある。
もっともっといろんな専門職の人を信用して、私たちが心開いて、頼ってみるのも楽になる方法なのかな。。。と今回思った。どうせ、わかってもらえない!って考えから、傷ついてもわかってもらいたい!に変化してきた。